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富士市伊勢塚古墳

東名高速富士インターチェンジから国道139号線/西富士道路を南下してすぐ、伝法小東交差点の南西のエリアには付近に分布していた伝法古墳群のA支群が分布していましたが、墳丘が残るのはここだけの様です。

交差点の南西およそ50m、玄龍寺本堂の裏側に街中としては大きい円墳が残されてます。
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境内の西を通る県道181号線より北西面を見てます。直径54m、高さ最大8mの二段築盛の円墳で、基壇上は墓地が造られて一見狭まって見えますが、それでも上段だけでも径40mほどが見えています。
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墳丘には葺石が施され円筒埴輪列が確認され6世紀初頭の築造と推定されてます。

墳頂の様子です。お堂の周りの平坦面はほぼ往時のままの広さです。
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その南東側には史跡碑が建てられてます。
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お寺の入り口、右側の塀の上に設置されてる解説板です。帆立貝形の周溝を持つ円墳として珍しいケースであると紹介されてます。
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墳丘東側の墓地で部分的に周溝の発掘調査がされ、幅7~8mの周溝を持ち南側で周溝外縁が墳丘から離れて行ってると思われる発見があって図の様な考証がされてますが、墳丘南面である本堂の下は未調査なので、充分削平された前方部の可能性は有ると思います。
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三島市向山(むかいやま)古墳群(その5)

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5号墳は6号墳東側に並ぶ直径最大14.4m、高さ2.4mの円墳です。
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南西より見てます。12・15号墳とほぼ同大で、南北に少し潰した様な形の墳丘ですが、何故かここだけ小隈笹が植えられて茂ってます。
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周囲に幅1.8~約3m

東側より見てます。北面の一部が道路で削られて、断面はコンクリートブロックと鉄柵で固められてます。
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左側周溝表示の処理が12号墳と同様で、城郭の横堀状に外縁だけが斜面に立ち上がってるのが面白いです。

墳頂は小さな平坦面になって何も植えられてません。粘土槨の主体部を持つと推定され、刀子や鉄鏃、提瓶などが見つかってます。
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4号墳は5号墳の南東側斜面下に在る直径11.5m、高さ1.8mと推定される円墳です。
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5号墳の横から見下ろしてます。周溝が想定されてますが、この位置関係からすると5号墳側を断ち切って地山を整形して墳丘にしたのではないでしょうか?
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北東より見てます。この様な地形なので、散策路下に周溝が在るならば規模がより大きくなる可能性も有りますが、墳丘直下の駐車スペースでは何も確認されていない様です。
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4~6号墳は一つの解説板に纏められて4号墳の北西側に設置されてます。
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3号墳は5号墳の東およそ15mに在る前方後円墳です。
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西より見てます。
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南東より真横から見てます。南西向きで墳長21.7m、高さ2.1mの規模です。
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前方部より後円部を見てます。
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後円部で180度振り返って前方部を見てます。
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後円部墳頂には検出された墓壙が実物大で表示されてます。L2.1m×W0.6mの内側の穴に箱型の木棺を埋葬したと思われます。
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大刀・土師器坏・高杯・甕などの副葬品が出土し、6世紀中頃で群中最後期の築造と推定されてます。

周溝は山の上だからか南北でくびれ部の処理が異なるのが興味深いです。
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5号墳との間に設置されてる解説板です。航空写真でも特徴的な周溝の形が良く分かります。
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3号墳の東側道路沿いには整備前のものと思われる解説板が残ってます。
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本格調査前の記述なので5世紀中頃以降の古墳群とされてます。この解説板は古いモノが残ってるので仕方無いと思いますが、市のHPでも一部そのまま訂正されてません。

三島市向山(むかいやま)古墳群(その4)

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8号墳は9号墳の北東およそ25mに在る長軸推定14m、高さ1.2mの楕円形墳です。
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西より見てます。前方後円墳状に見える左奥のマウンドは7号墳です。
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北より見てます。発掘はされてませんが、甕片が採集されてます。
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7号墳は8号墳の北東隣に並ぶ円墳です。
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西より見てます。直径推定18m、高さ2.4mの規模です。
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北より見てます。規模から見ると散策路は少し墳丘の裾部の上を通ってる様です。
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B地区に続き群で尾根の最も高い場所に在る3~6号墳は歴史・眺望エリアのA地区として整備され、駐車スペースも設けられてます。
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駐車スペースは画像右端の4号墳の右側斜面下ですが、手前に迂回しないと見学出来ません・・・。

6号墳はA地区西端に在る長軸17.3m、短軸不明、高さ0.8mの楕円形墳です。
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北西より見てます。恐らくここも地山を削って墳丘とされていて、盛土も周溝もはっきり検出されないので復元もされてません。
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標柱の裏が平らに均されてるので山寄式にすら見えません・・・。

東側に隣接する5号墳の上より見下ろしてます。すぐ奥のB地区とはちょっとした高低差になってるのが見て取れます。
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主体部も未確認で、遺物も出ていません。

もう一回続きます。

石岡市佐自塚古墳の一部記事修正、隣の墳丘を追加しました。
石岡市岩谷古墳も奥室の画像を差し替えました。

三島市向山(むかいやま)古墳群(その3)

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12号墳は15号墳の北東側に隣接する直径最大14.6m、高さ最大3.1mの円墳です。
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北東より見てます。周溝表示が一周してますが、調査で確認されたのは幅約2m、深さ0.6mの手前側半分のみです。
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西より見てます。手前の周溝は15号墳で、二段築盛状に土を盛った周溝表現は少し疑問です。
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墳丘自体は残存状況も良好で、隣の周溝がこの距離で見つかっていたなら周溝は半分しか巡ってなかったのではないでしょうか・・・?

駐車スペース横に設置されてる個別解説板です。主体部は見つからなかったものの、刀子や土師器甕、坏などが出土して、6世紀前半の築造と推定されてます。
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C地区に続いて、道路の南側には7~11号墳が古墳保存エリアのB地区として散策路だけ設け、墳丘はあまり手を加えずに保存されてます。
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地区全体を東より見てます。

11号墳はC地区の駐車スペースの出入り口の南側正面に在る長軸15.3m、高さ2.2mの楕円形墳です。
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墳丘北側は道路で削られてる様で、C地区側からは上にポコンと飛び出た断面が見えます。
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東より見てます。この向きだとさほど削られてはいない様に見えます。
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10号墳は散策路挟んで11号墳の東側に隣接する長軸19m、短軸13m、高さ2.4mの楕円形墳です。
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北西より見てます。B地区で唯一試掘調査された墳丘です。
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北より見てます。土師器片が出土してます。
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9号墳は10号墳の北東およそ25mに在り、斜面上側は角ばって、斜面下側は弧を描くD字形墳とされてます。
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径13m、高さ0.5mとされる様ですが、標柱が道路脇に立つ以外に遺構らしきものは見当たりません。
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続きます。

三島市向山(むかいやま)古墳群(その2)

向山小学校の校門前の丁字路からおよそ400m東へ坂を上がると、道路の両脇375m程の間に古墳群公園として整備されたB支群が見えて来ます。
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その一番麓側、道路北側の12~15号墳周辺は歴史・集いエリアのC地区となりトイレ・自販機・駐車スペースが整備されてます。
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C地区を東端の駐車スペースより見てます。

公園整備後C地区の中心に設置された解説板です。
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その分布図です。現在地右側の東屋が建ってる円は古墳址ではありません。
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C地区で最も西に在る14号墳は直径最大28m、高さ最大3.5mの群中最大規模の円墳です。
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北東より見てます。トイレと自販機は撮影位置すぐ背後です。何カ所か調査されたものの墳丘の奥から16号墳までの間に現在のところまだ古墳は見つかってませんが、今後新たに別な墳丘が見つかる可能性は有ります。
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東より見てます。地山を削って造られてるので周溝を持ちません。
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墳頂には発掘成果を元にL6.8m×W2.8mの墓壙の規模が表示されてます。
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墳頂に設置された個別の解説板です。土師器壺や提瓶・甕などが出土し、4世紀中頃の築造と推定されてます。
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墳頂から見た三島・沼津の市街地と駿河湾です。16号墳も左端に見えてはいます。
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13号墳は14号墳の東北東およそ35mに在る直径15.1m、高さ2.1mの円墳です。
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北東より見てます。調査時は左側の1/4ほどを残して削られていました。
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南西より見てます。削平されてた部分に道路が通っていたので公園内部分のみ墳丘が復元されてます。
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14号墳と同様に墳頂で見つかったL3m×W1.7mの墓壙跡が表示されてます。
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恐らく元々は削平されてた右側にも続いていたのではないでしょうか。

個別の解説板は墳丘北西側に設置されてます。壺片や甕片が出土し、6世紀中頃の群中最も遅い時期の築造と推定されてます。
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15号墳は13号墳の北東およそ25mで周溝のみが見つかった円墳です。
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南西より見てます。見つかった周溝は内径14~14.6mで幅は約2m、深さは約0.5mでした。
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周溝な石列で縁取られ砂利を敷いて表示されてます。

12号墳の上より見下ろしてます。よく古墳群の紹介で撮影されるアングルです。
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周溝西側に設置される個別解説板です。土師器杯が出土し、築造は6世紀代と推定されてます。
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続きます。
プロフィール

あんけん

Author:あんけん
多趣味で統一性のないアラフィフです。

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