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伊勢原市御領原古墳群(その1)

心敬塚古墳や松山古墳から鈴川を挟んで東側の対岸の扇状地は山王原と呼ばれ、かつては70基を超える大古墳群が分布していました。命名されてる墳丘もわずかで、大半が開発や農耕で姿を消し、既に所在不明の古墳が見つかる事も多い場所です。山王原古墳群との棲み分けも良く判らないので、ぺんの古墳探訪記さんなどを参考に周りました。

子易・中川原遺跡の現地説明会のスライドショーで表示された周辺の古墳分布を昭和初期に纏めた図の一部分です。
DSCF8566.jpg
帯状に確認されてるマウンドが連なってますが、石倉橋交差点の北側など現存するものが載ってなかったりします。

同説明会で掲示されていた上糟屋郷絵図です。実測図ではないですから歪みが激しいので、現在の主要道路・高速などを書き込みました。この記事に出て来る墳丘を仮称ですが赤で表してます。
DSCF8519_convert_20190523133458.jpg
現在の県道と江戸時代や大山街道とその平行の道が移動しているのに対し、交差する道はほぼ昔のままで、県道611号線以東のマウンドはほぼ全滅してしまったようです。

石倉橋交差点から県道612号線に入りすぐ南へカーブする周辺に3基残ってます。
まずはカーブの北側の民家裏に在るAのマウンドを南西より見てます。現存墳丘では最大規模ですが、裾部しか見えません。
goryoharaAsw.jpg

上の絵図でこの北側にも塚が描かれてますが、実際北隣の上粕谷・石倉中遺跡の発掘>で数基の埋没古墳が検出されてます。
kamikasuyaisikuranaka.jpg
現説でのスライドショーの画面で見難いですが、中央左の木立がAのマウンドで、右手に大小の円墳が見えます。

Aの南南西およそ60mに在るBのマウンドを東より見てます。規模は小さいですが大きい川原石がゴロゴロしてます。
goryoharaBe.jpg

カーブの内側に在るCのマウンドを西より見てます。江戸時代は墳丘後方のコンテナの向こうを南方向へ道が通っていました。
goryoharaCw.jpg
南北を削られた墳丘ですが、今は北側(左側)の新築工事が終わって見難くなってるかもしれません。

県道から旧道をおよそ120m進んだ(現在は繋がってません)東側に在るDのマウンドを南東より見てます。
goryoharaDse.jpg
これも耕作の為か小さくなってますが、主体部のものではないかと思われる石材が露出してます(周囲に石材がゴロゴロしてないので)。

更に旧道を320m程辿った西側、伊勢原山王幼稚園との間に在るEのマウンドを南西より見てます。高さの残るマウンドに大量の石材が露わになってます。
goryoharaEsw.jpg

西より。葺石だとすると上部のものは崩れてしまったのでしょうか・・・?
goryoharaEw_20190523234835625.jpg
幼稚園建て替え時に横穴式石室が出て、御領原古墳(2号墳)と名付けられ双龍環頭大刀などが出土してる様ですが、詳しくは調べられてません。まさか出た石を隣の墳丘の傍らに積んだという事は無いと思いますが、不自然な石積みの状況な気がします。

Eからほぼ真南におよそ270m、山王中学校西側の畑中に在るFのマウンドを北東より見てます。
goryoharaFne2.jpg
南北を削られ、墳丘の高さは低くなってるもののここも大き目の川原石が多数露出しています。

洞昌院前の道と先に辿った大山街道沿いの旧道がぶつかる西側に在るGを南より見てます。画像右端は旧道跡です。
goryoharaGs.jpg

以前は墳丘上に神社が在ったらしく、手前の石段上に石材と石祠の部材が積まれてます。
goryoharaGse_201905232304180a8.jpg

これは上粕屋・子易遺跡の北側、第二東名工区からギリギリ外れたHのマウンドを西より見てます。
goryoharaHnw.jpg
やや北西に離れ、御領原古墳群に入れるのは不適当かもしれませんが、隣の工区で見つかった古墳が公開禁止なので・・・。

緩斜面に築かれて、この辺で良く見る半分埋没状の円墳ですが南側の擁壁は裾部に沿って弧を描いてます。
goryoharaHs.jpg

この他地主が石材を抜くため破壊し三輪玉など大量の遺物が出た「大塚」と呼ばれた墳丘についても調べようと思いましたが、地元で無いとちょっと難しいみたいです。

続きます。
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