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御文庫(成田市三里塚)

三里塚記念公園内、貴賓館の裏手にダストシュートが付いた様な低いマウンドが在ります。これが御文庫と呼ばれ第二次大戦当時の皇太子、今の上皇様専用に造られたという防空壕です。
gobunkobakuhunogasiout.jpg
このハッチは爆風逃がしという施設です。

またもやっつけ画像ですが地下の構造を描いてみました。青い矢印の爆風逃がしは付近で被弾が有った時に風圧をここから上の画像のハッチへ抜けさせて内室を護る仕組みです。
gobunko.jpg
基本「H字」型の左右対称の壕で、中央の横棒部分に主室が有り、互い違いの鉄扉を有する前室が両脇を固め、縦棒部分は爆風逃がしとその反対側が出入り口になってます。

見学は三里塚御料牧場記念館受付か管理をしてる男性に申し出て解錠して頂き東側入口から一方通行で見学します。入口左手に壕についての解説が貼られてますが、昭和天皇のための吹上御所地下の御文庫と違い、こちらの御文庫の防空壕としての記述が宮内庁に全く無いのだそうです。
gobunkokaisetu.jpg
昭和末期に一度出入り口は埋められてしまいましたが、平成になって調査の上整備されました。

階段を下りて進むと右手に前室の鉄扉が有ります。奥は爆風逃がしで、管理人さんが脚の具合が宜しくなかったので中に入らず明かりが消えてて真っ暗ですが滑り台状に斜め上に風圧を導くスロープになってます。
gobunkowzensituiriguchi.jpg

鉄扉の横から西側前室を見てます。奥行き1.32m、幅2mの狭い部屋で爆風逃がしと同様に被弾時に主室への衝撃・風圧を緩和する為の部屋です。
gobunkowsyusituiriguchi.jpg
丸電燈は当時のままのモノだそうです。

そしてここが中心の主室です。L4.5m×W2.5m×H2.571mの広さで、床面で地上-5.2mの深さでとてもひんやりしてます。
gobunkosyusitu.jpg
コンクリートも調べられ、現在でも高層棟に使われるスーパーコンクリート並みの質で更に厚みが十分に有り、現在でも中性化もさほど進んでおらず鉄筋にも何の心配も無い状態だそうです。

主室と東側前室を仕切る鉄扉です。配線整備のため固定されてますが思ったよりも薄っぺらいです。
gobunkoesyusituiriguchi.jpg

地上への出入り口の扉です。配管のすぐ上が地表高で、奥の床が主室床面レベルです。
gobunkoeiriguchi.jpg
どこを刳り貫いて調べたのか見ませんでしたが、ボーリング調査の結果0.7mの厚さのコンクリートに4cmの厚さで仕上げのモルタルを盛り、更にその上に数ミリの厚さで漆喰が塗られる構造だった事が判明してます。

大戦末期、実際に使用されたのかどうかも記録が無いため不明だそうです。
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