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小美玉市権現平古墳群(前編)

JR常磐線高浜駅の東南東およそ3.7km、小美玉市生涯学習センターコスモスや岡の内古墳群跡のしみじみの家と併設されている小美玉市民家園南東の台地上に分布する古墳群です。主墳たる前方後円墳の権現山古墳と6基の円墳、1基の方墳、2基の方形周溝墓から成ります。

民家園の駐車場の南西隅に案内看板が出てます。
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砂利道を進むと前方が造成中で、左手に平成30年に新しく設置された解説板が見えて来ます。
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解説板の位置は5号墳である権現山古墳後円部の西側で、ちょっと北に回り込んで墳丘を斜めに見てます。
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ちょうど草刈りが終わった所で墳形が良く見えるのですが、天気が良過ぎて日差しのコントラストがキツイです・・・。

盾形で墳丘西側では幅25m以上の周溝が良く残ってます。右端に写ってるのは8号墳で、周堤の上に築かれてます。
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その8号墳の近くより周溝越しに見てます。墳長89.5m、残存高9.7mのほぼ南向きの前方後円墳で、左が後円部で右が前方部です。
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周溝も含めた全長は123mに達し、市内最大規模を誇ります。

より把握し易い様に、8号墳の北隣の周堤上の旧説明板が概要も書かれた測量図に差し替えられており、それを見ながら上の光景を見られます。ます。現在地の横は8号墳、左上(北東)側には7号墳、右上(南東)側には6号墳が描かれてます。図の右(南)側外には9・10号墳も残ります。
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大きさの対比で並べられてるシロナガスクジラですが、実物の大きさを見た事有る人は少なく実感し辛いかと・・・。

くびれ部の前方部より西側には造出しが有ります。北辺8.5m、南辺8m、西辺15mの台形の張り出しです。
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南側より見てます。陰の具合で盛り上がってるのが見えるでしょうか?大変珍しい須恵器の筒型器台のほか人物・馬形・短甲形などの形象埴輪や円筒埴輪や土師器・須恵器がまとまって出土してます。
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これらから墳丘は5世紀末~6世紀初頭にかけての時期の築造と推定されてます。

南西より見てます。撮影位置背後で周溝の一部が地山ごと削られて何も無いので見開けていて、霞ケ浦湖岸からもこの向きで墳丘が見えます。前方部の隅部も良く見えます。
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前方部墳頂の様子です。草刈り後雨が降ってなかったので、まだキャタピラの跡がクッキリ残ってます。大きく削られており元の高さは不明です。
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削平で破壊された木棺直葬の主体部が有ったと想定されますが三角点の設置もあって撹乱されてました。棺外に埋められたと思われる直刀と多数の鉄鏃が原位置で出土してます。

前方部より後円部を見てます。後円部も同様に上部が大きく削られてました。
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後円部で180度振り返って前方部を見てます。
gongendaira5rtof.jpg

後円部の墳頂には石祠が祀られてます。雲母片岩が散見され箱式石棺が推定されてるそうですが、粘土層が見られる事から抜き取られたものと想定されてます。訪問時は祠の周り以外はキャタピラで耕されてしまっていて石片は見受けられませんでした。
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恐らくその繰り返しで祠周囲が盛り上がって見えますが、後方の樹木の無い平面まで後円部墳長です。鉄鏃がここからも出土してます。

続きます。
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