FC2ブログ

秋水 燃料庫跡

つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅の北東およそ1.5km、市立花野井小学校西側の台地斜面にコンクリートでトンネルを埋めた様な場所が見られます。これは第二次大戦末期、ドイツのロケット戦闘機 Me163Bを参考に開発していたB29迎撃用戦闘機「秋水(Wikipedia)」のロケットエンジン用の燃料を駅北西側に在った柏飛行場(Wikipedia)から離したこの地に地下式で建設した跡です。
shusuinenryou1.jpg
ここは花野井3号燃料庫です。戦後一時期庫内に住みつく者がいたので埋められたそうです。

その北側にも草で隠れつつも1号燃料庫の開口してる場所(右)や埋められてる場所(左)が見られます。写真に撮るとただの台地斜面にしか見えませんが肉眼で見てるとそれぞれ残存状況がバラバラな遺構が幾つか見られます。飛行場周囲にも燃料庫の遺構は在り、開発で近年も破壊されてたり工事囲いで見られなかったりでしたが、全て住宅になった模様です。
shusuinenryou2.jpg
これらの中で過酸化水素や水化ヒドラジン等の液体燃料が保管されましたが、結局エンジンの開発は成功しませんでした。

そのすぐ西側に台地上に上がる階段が有り、上がって左手を見ると畑から斜めに逆さの電柱のような物体が突き出てます。
shusuinenryou3.jpg
これが1号燃料庫の通気孔で並んでいるのは幅の広いU字形の底辺の天井です。画像右端、柏ビレジを挟んだ先の台地上にきつね山古墳群が在ります。

これらはヒューム管と呼ばれる鉄筋コンクリートの筒で、現在も土管などで用いられる型枠を回転させながらそこにコンクリを流し遠心力で成型したモノです。
shusuinenryou4.jpg
鉄筋も見え、5本は15度位の角度を保ってますが、最も北寄りの1本は折れてました。

花野井燃料庫群の最南端、花野井交番の裏に在る5号燃料庫は覆土が無くほぼ全体が露出してます。
shusuinenryou5.jpg

L字に曲がった入口は閉鎖されてます。
shusuinenryou6.jpg

2020年12月7日(月)- 20日(日)9:00-21:00(最終日20日のみ17:00まで)に駅の北側、国道16号線沿いの柏の葉T-SITEに於いて「柏飛行場と秋水 - 柏の葉 1945-2020」が開催されます。トークイベントも12月12日(土)15時~予定されYouTubeでLive配信のほか、先着申し込み制で街歩きイベント(受付初日で早々に定員に達したそうです)も企画されてます。

いつもはとんでもなく早く告知される加曾利貝塚の現説が今日行われましたが、秋になっても告知されないのでコロナ禍で今年は無いのかと油断してたら、いつの間にやら締め切られていて今年は参加出来ませんでした・・・。今年は場所を南に移した初年度で本腰は来年以降だそうなので期待します。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

こんばんは、閲覧者A様。
情報どうも有難うございます!T−SITE建物内の1Fとしか書かれてなかったのでギャラリーの場所も判って助かりました!

街歩きイベントは締め切られてダメでしたのでトークショーは見に行こうと思ってたのですが、八谷氏が5時間別な場所のスタジオにいる予定となると会場では観られなそうでちょっと心配です・・・。
プロフィール

あんけん

Author:あんけん
多趣味で統一性のないアラフィフです。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR