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成東山不動院長勝寺本堂

千葉県山武市にある通称「浪切不動院」。国道126号線を走ってるとJR成東駅のすぐ南、緑に囲まれた山に赤いお堂が遠くからでも見えます。

参道から臨んだところ。昭和30年に建てられた仁王門もお揃いの真っ赤っかで間に真っ直ぐ上がる階段が見えますが、すぐ左に折れて続いてます。堂の背後の森は県指定天然記念物の石塚の森です。
03山門と本堂_convert_20180828133859
現在は海岸線も遠退き市街地を見下ろしてますが、昔は船のランドマーク兼海の守り神的存在で、行基が彫った海難避けの不動尊像を弘法大師がこの地に移し、寺を建立したのが始まりと伝わります。
13南東より_convert_20180828134052
たしかに遠くからも目立つ朱色の建物は清水寺の様な懸造りで建てられてて、一見よくありがちなコンクリート寺院にも見えますが市指定文化財に指定されてる古いお堂です。改修・補修を繰り返されてて創建は不明なのですが、残ってる棟札(新築時・改修時などに屋根裏などに貼られる記録・記念の札)には1618年とあり、少なくとも江戸時代初期には建っていた事は確実でしょう。
27懸造り_convert_20180828134139
堂を支える柱は26本で、内2本は本堂内陣まで続く通し柱となってます。貫五段の高さで梁間4間×桁行3間の規模で、この上に3間×4間(背面1間分は地山の上)の上屋が建ちます。昔の建物は規模を柱間の数で表されてて、1間は場所・時代によって、時には一つの建物でも異なりますがおおよそ2m弱だと思って頂けると大体の大きさが掴めると思います。ちなみにここだと正面の梁間は柱6本ですが、両端が0.5間づつで中央が3間の合計4間で数えます。いろいろな保全の仕方があると思いますが、ここでは基礎部を近代的に補修して固め、木造部分をそのままの姿に留められる様にされてます。自分が訪れた際は奇麗に塗り直しされたばかりのようでした。

本堂は閉め切りでしたが窓から中を拝見。
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廻縁は幅半間(0.5間)で参拝所のすぐ後ろは・・・
40懸造り_convert_20180828134202
活きてる文化財なので防護フェンスなどございません。これは自撮り棒ではなく手を出してカメラを逆さに構えて撮影。高所恐怖症の方はこの狭くて、欄干の低い廻縁を信頼してお参りするのも相当勇気が必要です。閑散としてますが、観光地として宣伝してしまうと強靭な網で覆われてしまい興ざめなので、現状維持が望ましいです。
48北面_convert_20180828134255
登り口側からぐるっと廻って反対側へ。もはや海岸線は見えませんがかつては街全域が海で、寺の灯かりが船からも見え、あたかも灯台のような役目も果たしていたそうです。このすぐ背後に石塚の森の解説板があり、階段に戻る際は堂の背面の張り出しの下をくぐって戻れます。
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